予防接種
子宮頸がんについて
子宮頸がんは、性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で引き起こされる子宮頸部の悪性腫瘍です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50~80%の方が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。
子宮頸がん以外にも尖圭コンジローマ等の病気の発生に関わっています。
特に、近年若い女性の子宮頸がんが増えています。
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、風疹や麻疹、B型肝炎ワクチンと同様、定期接種に定められているワクチンです。
子宮頸がんを予防する目的で、HPV感染を防ぐワクチン(HPVワクチン)が、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種として行われています。
子宮頸がんを予防する第一歩として接種を受けていただくことが肝要と思います。
子宮頸がんワクチンの種類
9価ワクチン (シルガード9®)
子宮頸がんのハイリスクHPV(16,18,31,33,45,52,58型) と 尖圭コンジローマの原因HPV(6,11型)の感染を防ぎます。
=88.5%のHPVの侵入を防いでくれます。
定期接種 (各務原市の場合)
| 対象 |
中学1年~高校1年 |
|---|---|
| 接種方法 |
当院ではシルガード9®を使用しています |
| 費用 | 無料 接種には[予防接種予診票兼接種券]が必要です 各務原市健康管理課 または 各務原市東保健相談センターにお問い合わせください |
| 予約 | ご希望の方は電話でご予約下さい TEL 058-382-0058 |
※各務原市以外の方の定期接種も行っております。
定期接種以外の方
| 対象 | 上記以外の方で、接種を希望される方 45歳までの方が推奨されます |
|---|---|
| 接種方法 | シルガード9® 3回接種します(2回目2か月後、3回目6か月後) |
| 費用 | シルガード9® 1回30,000円×3回 |
| 予約 | ご希望の方は 電話で診療予約をお取りください TEL 058-382-0058 初回は診察・説明のみ。 接種は後日(1週間ほど後)になります |
※ご不明な点がございましたら当院までお問い合わせください。
麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)
麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)とは、麻疹(はしか)と風疹(三日ばしか)を予防するための混合ワクチンです。 1回の接種で2つの病気を防ぐことができ、どちらも重い合併症を起こすことがあるため、ワクチン接種がとても大切です。
まず風疹の抗体価を測定し、低い場合はワクチン接種を受けましょう。岐阜県在住の方には、検査もワクチン接種も自治体からの補助があります。
風疹抗体価の測定
| 対象1 | ①妊娠希望の女性 ②妊娠希望の女性の夫 |
|---|---|
| 対象2 | ③妊婦の夫 ④妊婦の同居者 ※いずれも妊婦の抗体が16倍以下の場合 |
| 検査 | 風疹の抗体価を血液で検査します 16倍以下だと不十分 |
| 費用 | 無料:岐阜市以外の岐阜県在住の方 自治体によって補助が異なりますので、それぞれの自治体にお問い合わせください |
ワクチンの種類
麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)
麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)は「生ワクチン」に分類されます。弱めたウイルスの成分を体に入れることで、自然な免疫をつくり、将来感染しても発症を防いだり、重症化を防いだりすることができます。
定期接種の対象となる方
| 対象 | ①妊婦(抗体画16倍以下)の夫 ②妊婦(抗体が16倍以下)の同居者 ③妊娠を希望する女性 |
|---|---|
| 費用 | 無料:各務原市にお住まいの方 自治体によって補助が異なりますので、それぞれの自治体にお問い合わせください |
※まずはお住まいの市町村へ問い合わせをしてください。
RSウイルスワクチン
RSウイルス感染症はRSウイルスに感染することによって起きる呼吸器の感染症です。生まれたばかりの赤ちゃんから高齢者まで感染します。症状は軽い風邪から重い気管支炎や肺炎の症状まで様々です。
妊婦さんにRSウィルスワクチンを
生まれてから6ヶ月以内の赤ちゃんの免疫は未熟であり、RSウイルスに感染すると重症化することがあるため注意が必要です。
妊婦さんが接種を受けることによって、生まれた赤ちゃんを出生時からRSウイルス感染症から守ります。これを「母子免疫」と言います。
RSウィルスワクチン
アブリスボ®
RSウイルスワクチンは「不活化ワクチン(組換えタンパクワクチン)」です。 感染性を持たないウイルスの一部を使い、免疫をつくります。
「母子免疫」によって、生まれてから半年間のRSウィルス感染症を約50%、重症化を約70%減らすことができます。
国内で使用されるワクチンはファイザー社製の「アブリスボ®」です。
ワクチン接種
| 対象 | 妊娠28 週 0 日から 36 週 6 日の妊婦さん (30~34週がお勧めです) R8年4月から定期接種になりました |
|---|---|
| 費用 | 無料 接種には[予防接種予診票兼接種券]が必要です 各市町村役場にお問い合わせください |
| 予約 | 当院の予約は、妊婦健診時または電話で TEL 058-382-0058 |
安全性と注意点
・主な副反応は接種部位の痛み、腫れ、紅斑、頭痛、筋肉痛などです
・臨床試験で妊娠に対する有意なリスク増加は認められていません
・接種後14日以内に出生する乳児に対する有効性は確立していません
・里帰り出産の場合は、自治体ごとの手続きが異なる場合があります
・発熱や風邪など体調がすぐれない場合、接種できないことがあります
インフルエンザワクチン
妊婦はインフルエンザワクチンを接種することが推奨されており、妊娠中いつでも接種可能です。
妊娠中は免疫力が低下し、インフルエンザにかかりやすく、重症化するリスクが高まります。そのため、インフルエンザワクチンの接種が強く推奨されています。
ワクチン接種により、妊婦自身だけでなく、胎児にも抗体が移行し、出生後のインフルエンザ感染リスクを低下させる効果があります。
接種のタイミング
| 対象 | 妊婦さん 妊娠の初期から出産予定日まで、いつでも可能 |
|---|---|
| 時期 | インフルエンザの流行が始まる11月から12月初め接種後、2〜3週間で抗体が形成され、効果は3〜4ヶ月持続します。 |
| 費用 | 4,000円(年によって変更があります) |
| 予約 | ご希望の方は電話でご予約下さい TEL 058-382-0058 |
接種の安全性
妊娠中のインフルエンザワクチン接種は、流産や先天異常のリスクを高めることはないとされています。また、授乳中の接種も安全であり、母乳を通じて赤ちゃんに影響を与えることはありません。
